ヨガは古代から人々に愛されてきた健康法。その中でもホットヨガは、現在、多くの人の注目を集めています♪
ホットヨガは高温のスタジオで行われるヨガの一種です。高温の環境で行うことで、体を芯からあたためて、汗をたっぷりをかくことができるのが特徴です。
大量の汗…いわゆる「滝汗」がもたらす爽快感がホットヨガの最大の魅力！スタジオで汗をたっぷりかくことが、たまらなく気持ちいいのです♪
でも、なぜ汗をかくと気持ちがいいのかな？
この記事では、汗の役割や種類、汗が心身に与える影響について、わかりやすく説明しましょう♪
この記事を最後まで読めば、滝汗の秘密がよーくわかるはず…。ますますホットヨガが好きになっちゃうかも♪
汗ってなに？
そもそも汗とは何でしょう？
汗がどんな役割をしているのかご存じですか？
汗の役割
汗のもっとも大きな役割は、体温調節です。
人間は、暑さや運動などで体温が上昇すると、体の熱を放出するために汗をかきます。汗が皮膚の表面から蒸発するときに、体の熱を吸収して体温を下げるのです。
汗には老廃物や塩分も含まれており、体内のバランスを維持する役割もあるのよ♪
汗の種類
汗は2種類の汗腺、「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」から分泌され、それぞれ特徴が異なります。
エクリン汗腺
エクリン汗腺は、ほぼ全身の皮膚に200万～500万個存在し、体温調節を行います。ホットヨガの汗は、おもにエクリン汗腺から分泌されます。
アポクリン汗腺
わきの下など毛根の近くにある汗腺です。皮脂を分泌して、皮膚表面の環境を保つ役割を果たします。
これは、エクリン汗腺から分泌される汗とアポクリン汗腺から分泌される汗の特徴を比較した表だよ♪
| エクリン汗腺 | アポクリン汗腺 | ||
|---|---|---|---|
| 分泌場所 | 皮膚のほぼすべての部位 | 主に脇、乳房、陰部などの毛根の近く | |
| 成分 | 主に水分と塩分 | 水分、塩分のほかにタンパク質や資質を含む | |
| 形状 | サラサラ | 粘り気がある | |
| 分泌刺激 | 体温上昇や運動などの身体的な刺激 | 感情的なストレスや性的興奮など | |
| におい | 無臭 | タンパク質を分解する細菌によって臭いが生じる | |
汗をかくメリット
汗をかくことには、体温調節のほかにもたくさんのメリットがあります。
老廃物の排出
汗には、余分な「水分」「塩分」「尿素」「尿酸」「アンモニア」などが含まれています。汗をかくことでこれらの老廃物が排出されるため、デトックスやむくみの改善に効果的です。
免疫機能の強化
適度な運動による発汗は、免疫細胞の循環や機能を向上させることが知られています。汗をかくことで、病気や感染症から体を守るのです。
心理的なリフレッシュ効果
汗をかく程度の運動は、ストレスの軽減やリラックス効果をもたらします。発汗は、心身のリフレッシュやストレス解消に役立つのです。
現代人は汗をかくのが苦手？
現代人は、エアコンの普及や食生活の変化により汗腺の機能が低下して、「良い汗」をかけない人が増えているといわれています。
良い汗ってどんな汗？
良い汗の特徴
- 小粒でサラサラしている：質の良い汗は、皮膚表面に軽く広がります。サラサラとした感触があります。
- すっきり爽快：質の良い汗をかくと体が軽くなり、すっきりとした爽快感を得ることができます。
- 味や臭いがない： 質の良い汗は、無味無臭です。
- 目に入っても痛くない： 質の良い汗は、目に入っても刺激を感じません。
では、悪い汗の特徴は？
悪い汗の特徴
- ベトベトしていて粒が大きい：質の悪い汗は、大きな粒で皮膚にべたべたと残り、不快感をもたらします。
- 汗をかくと疲れる：質の悪い汗をかくと疲れやだるさをもたらします。
- しょっぱい、すっぱい： 質の悪い汗は、塩味や酸っぱさを感じます。
- くさい：質の悪い汗はにおいを発することがあります。
汗腺の低下によるデメリット
質の悪い汗が分泌される原因には、エアコンの普及や食生活の変化など、生活様式の変化による汗腺の機能の低下があげられます。
汗腺の機能が低下すると、さまざまなデメリットがあります。
体温調節機能の低下
汗腺の低下により十分な汗がかけず、体温調節の能力が低下して熱中症のリスクを高めます。
皮膚の乾燥
汗は肌をうるおす役割も持っています。汗腺の低下により、皮膚のうるおいが不足して、乾燥やかゆみなどのトラブルが起こる可能性があります。
老廃物排出機能の低下
汗は体内の老廃物を排出する役割も持っています。汗腺の低下により、老廃物が体内にたまりやすくなり、健康リスクが高まります。
汗腺の機能を高めて良い汗をかくために、汗腺トレーニングをしましょう♪
汗腺トレーニングとは？
汗腺トレーニングは、発汗をうながし汗の効果を最大限に引き出すための活動です。汗腺の働きを活性化して、汗をかきやすくすることで、心身の健康を向上させます。
おすすめの汗腺トレーニング
- 有酸素運動 ：ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は、血流を促して全身の代謝を向上させます。体温がゆるやかに上昇して、自然に汗腺を刺激して発汗します。
- サウナやホットヨガ：高温の環境下での運動や活動は、発汗をより促進します。サウナやホットヨガでは、効果的な発汗トレーニングが可能です。
ポイントは水分補給
発汗トレーニングの効果を高めるコツは水分補給しながら行うこと。適切に水分をとることで、体温を調節しながらたくさんの汗をかくことができます。
適切な水分補給で、トレーニング中の熱中症や体調不良のリスクも減らせるね♪
ホットヨガで極上の汗を！
ホットヨガは良い汗をかくために効果的。
高温のスタジオで行うホットヨガは、汗の量を増やし、体の中から老廃物を排出することで、デトックス効果を高めます。
また、ヨガのポーズと呼吸法を組み合わせることで、心身をリラックスさせ、ストレスや緊張を軽減します。このため、ストレスや不健康な生活習慣によって引き起こされる悪い汗を改善し、サラサラで清潔な良い汗をかくことができるのです。
ホットヨガの汗の源は？
ホットヨガの汗の源となるのが、皮脂腺と汗腺です。
汗腺は、汗を分泌し体温調節や水分バランスの維持に重要です。一方、皮脂腺は皮脂を分泌し、肌を守る役割を果たしています。
ホットヨガではこれらの2つの腺が活性化されて、極上の汗をかくことができるのです。
まとめ
ホットヨガで分泌される汗は、リラックス効果やデトックス効果、肌を健やかに保つ効果など、私たちの心と体に心地よい効果をもたらします。
また、ヨガの呼吸法やポーズは心身のバランスを整え、健康的な美しさを手に入れるサポートをしてくれます。
あなたも、ホットヨガで滝汗を体験してみませんか？新しい自分を発見することができるかもしれませんよ♪
